こんな人におすすめ
まず、どういう人が使うべきかについては、下記をご覧ください。
参考記事:戦術解説書は、こんな人におすすめ
ここでは戦術解説書の使い方についてご紹介していきます。
戦術解説書の使い方
以下の3つ(+α)の手順で学んでいきます。
- 戦術解説書を片手に試合動画を見る
- 戦術の根底にある理屈を学ぶ
- 実際の練習で確認する
- (自分で戦術分析をしてみて、考える力をさらに強化する)
以下、それぞれの手順についての解説です。
1. 戦術解説書を片手に試合動画を見る
まずは好きな試合を選んで、戦術解説書を片手に試合動画を見てみましょう。
解説書では、特定のラリーをピックアップして打球選択についての狙いや効果を解説しています。また、選手の身体の使い方や足の動きなどに注目することもあります。
最初のうちは1回見ただけでは理解できないこともあるかと思います。YouTubeの0.25倍速再生機能などを駆使して細かく観察してみることをおすすめします。
2. 戦術の根底にある理屈を学ぶ
選手たちがやっていることが理解できたら、なぜその戦術がとられたのか、その根底にある理屈について学びましょう。これは、試合内容と関連の深い記事へのリンクを解説書に載せております。
これ意味あるの?と思う人もいるかもしれませんが、私は以下のような意味があると考えています。
- 試合中に自分のミス、相手のミスの原因が把握できるようになり、即座に対策が立てやすい
- ミスでイライラする前にそのミスを防ぐための思考を巡らせやすくなり、試合中のメンタルを良好に維持できる
- 理屈まで理解することで、試合で自分のやっていることに自信を持ちやすい
このように、私自身の経験としては戦術理解の面だけでなく、特にメンタル面へのプラスの影響が大きいと感じています。
3.実際の練習で確認する
ここからは実際の練習を通して学んだことを実践していきましょう。
理屈上、攻められやすいパターンを重点的に練習して対策するもよし。
実戦を通して引き出しの開け閉めを鍛えていくもよし。
最初は、動画や解説を見て学んだことが練習になると頭から飛んでしまう、ということも多いでしょう。その場合でも、動画での勉強と練習での実践を繰り返すことで「今のミスは動画で勉強したアレか!」と気づくことができるようになってきます。
【プラスアルファ】自分でも戦術分析してみよう!
当サイトで戦術解説をしているのは、外国人選手同士の対戦のみです。日本人選手の試合はほとんど扱っていません。
※解説の解説(実況解説翻訳)では日本人選手の試合も取り扱っています
これは、最終的にはあなたにも他者の試合の分析に慣れてほしいと思っているからです。日本人であれば、やはり日本人選手の試合に興味がありますよね。自分の好きな選手の試合をピックアップして、なぜ得点できたのか、失点したのか、ミスにつながったのか。いろいろ考えてみてほしいと思っています。
受験勉強でもそうですが、教科書を読むだけよりも問題を解く方が、問題を解くだけよりも問題を作る方が、力がつきます。
受験勉強 | 戦術理解 |
教科書を読む | →戦術解説書で学ぶ |
問題を解く | →練習で実践する |
問題を作る | →自分で戦術解説をしてみる |