このページでは、以下の動画の3分55秒〜6分13秒の内容を文章+画像にて解説しています。
卓球をはじめるに当たって、マイラケットを選びたいと思ったときにぶち当たる、ラケットの種類多すぎ問題。当サイトではラケットについて何も知らないよ、という方には、まずは以下の条件だけ押さえておくことを推奨しています。
- 特殊素材(炭素繊維等)が入っていないラケット
- 5枚合板のラケット
1.の理由
特殊素材が入っている=反発力が上がり、よく飛ぶ(弾む)ようになる
初心者の段階ではボールの回転に影響されてボールが勝手に飛んでいくようなことも多いため、余計に弾むラケットを選ぶ意味がありません。まずはボールの回転の影響に慣れるため、比較的弾みにくい木材のみで構成されたラケットを選びます。
2.の理由
木材のみで構成されるラケットには、大別して5枚合板と7枚合板があります。
(まれに単板、3枚板、9枚板などもあります)
ここでは5枚合板ラケットと7枚合板ラケットの違いを解説していきます。その前に、ラケットとボールの接触時間の概念について少し触れておきます。
木材のしなりとボールの接触時間
卓球界でよくある表現として、「5枚合板ラケットはしなりがあるので初心者でもボールをコントロールしやすい」というものがあります。しなりがあるというのは、インパクトの瞬間に、目に見えない範囲ではありますが木材がしなる、変形しやすいということを意味しています。ラケットが変形するというのは、例えるならトランポリンのように沈み込んで反発する時間が発生するということです。そしてその分、ラケット表面に接触してから反発して離れるまでの時間が長くなる、接触時間が大きくなるということになります。
接触時間が長い
接触時間が短い
接触時間が長い
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自分のラケットスイングの影響を受けている時間が長い
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自分の意図した打球になりやすい
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コントロールしやすい
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より初心者向け
ということになります。
ラケット厚さの違い
一般的には、ラケットの厚さが厚くなるほど、変形しにくくなります。5枚合板と7枚合板で比較すると、7枚合板の方が単純に使っている木材の枚数が多い分、ラケットも厚くなりがちで、結果として5枚合板の方がインパクト時の接触時間が長くなりがち、7枚合板の方が短くなりがちとなります。

つまりこのラケットの厚さという観点においては、初心者にとって扱いやすいのは5枚合板の方ということになります。
接着剤の量の違い
仮に7枚合板のラケットの厚さを5枚合板のものにそろえたとしても、打球の反発力は7枚合板の方が優れていると言われています。これは板を貼り合わせるときに7枚合板の方が使用する接着剤の量が増えるためであると言われています。

接着剤が木材に浸透することで硬さを増し、変形しにくくなるとされていますが、5枚合板では貼り合わせる箇所が四箇所である一方、7枚合板では貼り合わせる箇所は六箇所あるということで、単純計算で接着剤の使用量に1.5倍の差が出てきます。
これによって7枚合板の方が反発力が出る、悪く言うならばしなやかさを失い、変形しにくくなります。結果として7枚合板の打球時のボール接触時間は短くなり、この観点からも7枚合板と比べて5枚合板の方が初心者にとって扱いやすいラケットということになります。
重量の違い
一般的に木材と比較して接着剤は密度も大きいため、その密度の大きい物質の塗布量が多い7枚合板というのは5枚合板と比べて重くなりがちです。この重量という観点からも、7枚合板は初心者にとって扱いにくいラケットであると言えます。
まとめ

7枚合板は5枚合板よりも中上級者向け。その理由は…
- ラケットの厚さが厚くなりがち
- 接着剤使用量も多くなりがち
→接触時間が短くなる傾向=中上級者向け - ラケットの重さが重くなりがち
→中上級者向け
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